「世界三大凶悪都市」「強盗遭遇率150%」
これが南アフリカの首都ヨハネスブルクの呼び名。
正直、世界一周してた自分は
「治安悪そう」「寄らずに通過かな」って思ってた。
でも実際に行ってみて、その印象が180度ひっくり返った。
歴史もカルチャーも、アートもグルメも、ここには“南アフリカの今”がギュッと詰まってた。
この記事では、ヨハネスブルグで実際に訪れた観光地の中から、本気でおすすめしたい場所を5つ厳選して紹介。
体験ベースで書いてるので、リアルな旅プランの参考にもなるはず。
今回この記事を書いている私は、
こちらも合わせてどうぞ。

① アパルトヘイト博物館

ここは絶対に外せない。
南アフリカの歴史を語る上で欠かせない、アパルトヘイト(人種隔離政策)の記録が詰まった博物館。
【入場からの流れ】
受付で入場料を支払った後、「白人用」か「非白人用」のチケットが渡される。
当時の隔離政策の一部を体験できるようになっていて、被差別を感じられる。
※中で見れる展示物は一緒

展示内容は主に
・アパルトヘイトの成り立ち
・日常生活での差別の実例(トイレ、バス、学校、公園)
・被害者、加害者、目撃者の証言映像 など
つい身近に起こったかのような、詳細にリアルに展示されているので、普通に全部見て回ろうとしたら2時間はかかった笑
店内は撮影禁止なので、中の様子は見せれないけど、南アフリカのヨハネスブルクに来たら、必ず訪れてほしい。
② ピラネスバーグ国立公園

南アフリカには国立公園がたくさんあるが、ヨハネスブルクから行きやすい国立公園はここ!
■ アクセスと基本情報
- ヨハネスブルグから車で約2.5時間(レンタカー or 現地ツアー)
- 入園料は一人あたり2000円ほど
- 自家用車でのサファリ走行がOK(運転しながら自由に動物探しできる)
私は半日の現地ツアー(昼食、送迎込み)で25,000円。(この時期円安だった…)
旅行アプリ(Get Your Guide)から2日前に申し込みをして行くことができた。
宿泊している宿からも申し込みをすることはできるが、半日で3.5万円ほど。
手数料もろもろ加算されていて割高。
もっと費用を抑えたい方は、ナイロビ市内にある旅行代理店に行って直接予約でもいいとは思うが、
街の治安は良くはないのと、きちんと予約できているのか不安な部分もあると思うので
旅行アプリから申し込みが最適解だと思う!
■ 見られる動物たち(ちゃんとビッグ5あり)
ピラネスバーグは“ビッグ5”(ライオン、ゾウ、バッファロー、サイ、ヒョウ)も生息してる本格派サファリ。
ただし、クルーガー国立公園に比べて人が少ないから、静かにゆっくり観察できるのがポイント。
他にも:
- キリン
- シマウマ
- カバ
- インパラ
- チーター(かなりレア)なども!

■ 実体験:リアルな感想
残念ながら、よくテレビとかで見る
・肉食獣が狩りをしている様子
・動物どうしが戦っている様子
これらはほぼ見られないと思った方がいい。
ライオンやチーターなどは基本的に日陰で寝ていて
起きて動き回る時間帯が短い。
運よく起きている姿を見れたとしても
そこから狩りをする様子を見るには近くに草食動物がいないといけなくて、さらに確率が下がる。
私は南アフリカの国立公園だけじゃなく、ケニアの国立公園にも行ったが
肉食動物を見ることすらできなかった。
■ クルーガーと何が違う?
比較項目 | ピラネスバーグ | クルーガー |
---|---|---|
アクセス | ヨハネスから車で2.5時間 | ヨハネスから飛行機 or 長距離移動 |
観光客数 | 比較的少なめで静か | 世界中から人が集まる |
滞在日数 | 日帰りもOK | 最低2泊以上が多い |
料金感 | 宿もツアーもやや安め | 高めになりがち |
③ 南アフリカの人類化石遺跡群

ヨハネスブルクの近くにある「人類化石遺跡群」は、
昔の人間の仲間が暮らしていた場所。
どうやって人間が生まれ、どんなふうに変わってきたのかを知ることができる。
大きな洞くつの中には、昔の骨や道具がたくさん見つかっていて、
時間をさかのぼる旅をしているみたい。
マロペンという博物館では、ゲームや映像を使って楽しく学べるから、
大人だけじゃなく、子どもも楽しめる。
きっと「人間ってすごいな」と思える場所になるはず。
🗺️ 基本情報
- 所在地:ヨハネスブルク中心部から北西約50km、車で約1時間の距離
- アクセス:レンタカーまたは現地発着のツアー利用が一般的
- 開館時間:施設により異なりますが、一般的に午前9時~午後5時(最終入場は午後4時頃)
- 推奨滞在時間:半日~1日

見学するためにはツアーでの参加が必須。
私はタクシーで現地まで行き、現地ツアーを申し込んだ。
中はたくさんの展示だけではなくちょっとしたアトラクションもあって
大袈裟に言うならディズニーのイッツ・ア・スモールワールド
人類の進化を辿ることができるので面白い。
④ ライオンパーク

”ヨハネスブルグの「ライオンパーク」では、目の前でライオンが歩いている姿を見られる。車のすぐ横を通ったり、時には目が合うこともあって、ドキドキが止まらない。運が良ければ、赤ちゃんライオンに触れる体験もできる。”
と聞いていたけれども
私が行った時にはライオンは日陰で寝ていて、
赤ちゃんライオンもどうやら大きくなってしまったらしい(笑)
そういうイレギュラーはあったけど
10種類以上の動物たちを近くで見ることができ、
日本の動物園より広い公園内で野生に近い状態で飼育されているので
国立公園じゃないけれど楽しめます!

◾️基本情報
- 場所:R512 Pelindaba Rd, Broederstroom(ヨハネスブルグ市内から車で約40〜60分)
- 営業時間:毎日8:00〜17:00(年中無休)
- 入場料目安:大人300〜400ランド(2500円〜3500円)
◾️アクティビティ
- ガイド付きサファリ:オープンカーでライオンやチーターを間近で観察できる
- セルフドライブ:自家用車でも園内ドライブ可能(自由に回れる)
- キリンへの餌やり:草食動物に餌をあげられる人気体験
- ライオンの餌やり見学:週末・祝日の12:00/15:00に開催(迫力満点)
私は当日いきなり突撃して申し込みしたけど
余裕で予約できました。
他の観光客の方と同じ車に乗り園内を巡るので
その方々からもいろいろな話を聞けて面白い!
⑤ カールトン展望台

ヨハネスブルグ中心部にそびえるカールトン展望台は、アフリカで最も高いビルのひとつ。
その50階にある「トップ・オブ・アフリカ」展望台からは、街全体を見渡せる。
晴れた日には遠くプレトリアまで見えるほどの絶景。
展望台内には、ガンジーや南アフリカの歴史に関する展示もあり、学びの場としても魅力的。
周辺の治安は全く良くないので、観光バスやガイド付きツアーの利用が安心。
たまに刺激欲しさにひとりで乗り込む旅人がいますが、
まじでやめた方がいいです。
まとめ|ヨハネスブルグは“知れば知るほどおもしろい街”だった
ヨハネスブルグって最初は「スルーでいいかな」と思ってたけど、行ってみたら見事にハマった。
アパルトヘイトという過去、そこから立ち上がる現在、そして未来を感じられる場所がたくさんある。
・歴史とアートの濃さが桁違い
・「映え」だけじゃない、本物のカルチャーがある
・怖がってた治安も、昼間&観光エリアなら問題なかった
南アフリカ旅の中でも、いちばん“学びの多かった”都市だったと思う。