エジプト=ピラミッドってイメージ、たぶんほとんどの人が持ってると思う。
でも実際に行ってみたら、それだけじゃなかった。
カオスとロマンが混ざった不思議な国。世界一周中に訪れた国の中でも、印象がかなり強かった場所のひとつ。
この記事では、実際に行って感じた「エジプト観光のリアル」と旅好きに刺さりそうなおすすめスポットや注意点をまとめてみた。
CHECK
・エジプトの基本情報まとめ
・ピラミッド以外に絶対行くべき場所3選
・気をつけるべきポイント
今回この記事を書いている私は、
こちらも合わせてどうぞ。

1. エジプトの基本情報まとめ

まずはここから確認!
ビザ:観光目的なら空港でアライバルビザ取得可能(約25ドル)
空港着いたら観光客がずらーっと並んでいるので分かりやすい。
私が訪れた時には米ドルしか受け付けていなかったので、事前に用意してから向かう方が時間を上手く使える!
国名:エジプト・アラブ共和国(通称:エジプト)
首都:カイロ(人口1000万人超えの大都市)
言語:アラビア語(観光地では英語も少し通じる)
「こんにちは」や「ありがとう」くらいの、人とコミュニケーションを取る上で、最低限必要な言葉は覚えてからいく方がいい!
現地の言葉を使うだけで相手の対応が変わります。
宗教:イスラム教が約90%以上
私がカイロに滞在している時には、毎朝4:30に「アーザン」と言われる、アナウンスが町中に流れます。意味としは、「お祈りの時間ですよ〜」というもの。爆音なので、普通に起こされます。
通貨:エジプトポンド(EGP)
エジプトの価格を3倍すれば日本円に換算できます(2025年4月時点)
例:500EGP = 1500円
時差:日本より−7時間(サマータイムなし)
気候:夏は灼熱(40度超え)、冬は朝晩冷える砂漠気候
ベストシーズン:11月〜3月(暑すぎず観光しやすい)
私は11月にエジプトに行きましたが、半袖短パンで心地よく過ごせました!
物価:日本よりかなり安め(特にローカルフードは激安)
1食300円くらいでお腹一杯に!
ピラミッド以外に絶対行くべき場所
ルクソール神殿

- 概要
アメンホテプ3世とラムセス2世によって建設された神殿。古代エジプト新王国時代の遺構で、カルナック神殿とスフィンクス参道でつながっている。かつてはオペト祭という宗教行事の中心地でもあった。 - 場所
ルクソール市の東岸、ナイル川沿い。市街地の中心に近くアクセス良好。 - 開館時間
毎日6:00〜20:00 - 入場料
外国人:大人500エジプトポンド(約1500円)、学生250エジプトポンド(約750円)
夕方にふらっとルクソール神殿へ。
思ったより街中にあって「え、ここに?」って感じ。
でっかい石像とオベリスクがドーンと並んでて、テンション上がる。
夕陽が神殿の石に当たって赤く染まる景色はまじで映画。
ライトアップが始まると一気に神秘モードで、日中の暑さと人混みが嘘みたいに静かで心地いい。
スフィンクス参道も歩けるし、古代の雰囲気にどっぷり浸れる。
歴史とか詳しくなくても、なんか感じるもんがある場所。
行くなら昼より断然夕方〜夜がおすすめ!
カルナック神殿

- 概要
古王国からローマ時代にかけて増改築された、巨大な神殿複合体。アメン神を中心に、ムト神、コンス神などが祀られている。特に有名なのが大列柱室で、134本の巨大柱が立ち並ぶ壮観な光景。 - 場所
ルクソール市の東岸、ルクソール神殿から北へ約2.5km。 - 開館時間
毎日6:00〜17:00 - 入場料
外国人:大人600エジプトポンド(約1800円)、学生300エジプトポンド(約900円)
エジプト旅で一番「うわ、来たな…!」って感じたのがカルナック神殿。
とにかくでかい。入ってすぐの大列柱室、柱がずらーっと並んでて圧巻すぎて口開いたまま歩いてた。石のひとつひとつに彫られた模様とか、いまだに残ってる色にもびっくり。
日差しは容赦ないけど、それもまた異国感を盛り上げてくれる。
ちょっと立ち止まって風を感じると、昔ここで儀式してた人たちの気配がふっと浮かぶ感じ。
広すぎて全部見きれなかったけど、それも含めて「また来たい」って思わせてくれる場所。
歴史苦手でも全然楽しめる、超おすすめスポット。
アクセス・観光のコツ
- ルクソール市内の移動は徒歩、タクシー、馬車が主流
- 両神殿はスフィンクス参道でつながっており、徒歩でも行き来可能
- 日中は非常に暑くなるため、朝早い時間帯の観光が快適
- 夜はライトアップあり、幻想的な雰囲気を楽しめる(特にルクソール神殿)
- チケットは混雑回避のため早めに購入がおすすめ
ルクソールの街中では、観光客が馬車を使って移動していることが多い。でも市内は交通量が多く、渋谷並みにごちゃごちゃしてる。笑
そんなこともあり、前に進むのも大変なのですが、私が街を歩いていると、馬車がパトカーにぶつかる事故も起こっていました。
▶ アスワンのフィラエ神殿

・概要
古代エジプト後期にイシス女神を祀るために建てられた神殿。
もともとはフィラエ島にあったけど、アスワン・ハイ・ダム建設で水没の危機に。
ユネスコの大規模プロジェクトで、今のアギルキア島に丸ごと移された。
まさに“救われた神殿”
・場所
アスワン市内から車で15〜20分。
「フィラエ・テンプル港」から小型ボートに乗って、ナイルを渡って行く。
ボート代は交渉制で、1隻あたり150〜250EGPくらい(人数で割り勘が多い)。
・開館時間
毎日8:00〜17:00
・入場料
外国人:大人300エジプトポンド(約900円)、学生150エジプトポンド(約450円)
※ボート代は別途必要
アスワン観光の中で、一番「異世界感」あった場所。
ボートでナイル川を渡って、島に近づいてく感じがもう最高の演出。
島に着いた瞬間、いきなり巨大な列柱が出迎えてくる。
静かで風の音しか聞こえない。観光地っていうより、神域って感じ。
イシス神殿の壁画はめちゃくちゃ細かくて、神話のシーンが一枚一枚描かれてる感じ。
知識ゼロでも「これ、なんかヤバいな…」って思えるぐらいの迫力。
あと、ローマ建築の「トラヤヌスのキオスク」はフォトスポット。
水面に映る神殿と一緒に撮ると、インスタ映え確定。
気をつけるべきポイント

1. ぼったくりは日常茶飯事
観光地周辺では、声をかけてくるタクシー、ラクダ引き、土産物屋など、結構な確率でぼったくってくる。
最初から高めにふっかけてくることが多いから、値段交渉は前提。
「ノーサンキュー」ってハッキリ言う勇気が大事。
2. 「チップ文化」が根強い
ホテルやトイレ、お寺の門番、荷物を持ってくれた人など、あらゆる場面でチップを求められる。
金額は数〜10エジプトポンド(数十円〜100円くらい)が目安。
小銭を多めに持っておくとスムーズ。
私はルクソールの空港のトイレで手を洗い終わった後に、清掃員の方から紙を渡され、つい受け取ったら、チップを要求されました。。。
もちろん断りましたが、なかなか圧が強いので、気をつけてください。。。
3. 宗教的な配慮も忘れずに
エジプトはイスラム教の国。
女性は肌の露出を控えめにした方が安心(ノースリーブ、短パンは避けた方が無難)。
モスク見学の際は、男女ともに露出少なめ+靴を脱ぐのがルール。
また朝の4:30頃にお祈りの時間を知らせるアナウンスが超大音量で流れます。
それで毎日起こされる…
4. トイレ事情がかなり厳しい
場所によっては、トイレットペーパーがない・水が出ない・ドアが壊れてるなんてことも普通にある。
ティッシュ、ウェットティッシュ、小銭(有料トイレ用)を常備しておくのがマスト。
ティッシュを持っていない時は、トイレに入らない方がいいです。
5. お腹を壊しやすいので、水・氷・生野菜に注意
ミネラルウォーター以外の水はNG。
屋台のジュースに入ってる氷、生野菜も避けたほうが安全。
旅先で体調崩すとマジでテンション下がるから、胃腸薬や整腸剤は必須アイテム。
スーパーやコンビニで買うミネラルウォーターも、ペットボトルで渡されることが多いですが、開けるときに、「かちっ」って音がなるかは確認した方が安全◎
たまに水道水に入れ替えられてることがあるそう、、、。
6. 客引きの「こっちおいで」はスルーでOK
「チケットこっち!」「入場はこっち!」「フリーフォトOK!」とか言って誘ってくる人がいるけど、そのまま案内されると高額チップ請求されることもある。
迷ったら公式の係員か、入口の表示を見る方が安心。
また、カイロのピラミッドを観光するときに、「チケットにスタンプを押さないといけない」と言われ、ラクダがいるところまで連れて行かれることもあった。
当然、そんな決まりはないので無視でok!
7. 現地SIMかeSIMを用意すると安心
Googleマップが使えないと、まじで迷子になる。
エジプトは道も標識も分かりにくいし、英語も通じない場所が多い。
現地SIM(OrangeやVodafone)や、AiraloなどのeSIMアプリを使うと便利。
もしくはGoogle MapのオフラインダウンロードをWi-Fi環境下で事前に取得しておけば、ネットに繋がらなくても地図を見ることができる。
旅の後半はこのようにして、通信費も浮かせていました!
8. 治安は基本大丈夫だけど、スリには注意
観光エリアは軍や警察がしっかり警備してて、テロとかの心配はあまりない。
ただし人混みではスリや置き引きは普通にあるから、スマホ・財布の管理は気をつけたい。
エジプトはトラブルも多いけど、それ以上に感動できる絶景や文化が詰まってる国。
旅の前にちょっとした予備知識を入れておくだけで、全然ストレスが違う。
あとはトラブルすら「旅のネタ」にするくらいの気持ちで、エジプトのカオスを楽しんでみてほしい。