海外でフルマラソンを走るって、どんな感じだと思う?
言葉の壁?走る環境?応援の雰囲気?
全部ひっくるめて「面白いけど、ちょっとクセ強め」ってのが率直な感想。
今回は、実際に参加した北マケドニア・スコピエマラソンとイタリア・ピサマラソンの体験をベースに、海外マラソンのリアルをまとめてみた。
今回この記事を書いている私は、
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なぜ海外でフルマラソンを走ろうと思ったのか

理由はシンプル。
「旅の途中で走ってみたくなった」から。
世界一周中、旅しているだけじゃ物足りなくなってきて、
「どうせなら何かイベントに出てみよう」と思って検索したら、
ちょうどよく見つかったのがスコピエマラソンとピサマラソン。
特別な準備はしてなかったけど、なんとか完走したので、その記録も残しておく。

海外マラソンのエントリー方法は?

海外マラソンにエントリーする方法は意外と簡単。
使ったのはAhotuというマラソン大会まとめサイト。
日付や国ごとに大会を検索できて、公式サイトに飛んでそのまま申し込みできる。
英語サイトだけど、基本的には名前や国籍、参加距離を選ぶだけなので、英語に自信なくてもOK。
エントリー料は大会によってまちまち。スコピエは30ユーロくらい、ピサはもうちょい高かった。
スコピエマラソン:東欧らしいユルさとハイネケンの参加賞

北マケドニアの首都スコピエ。観光客もそこまで多くない、ちょっと地味な街。
だけど、マラソンは意外と盛り上がってた。
印象に残ってるのは、ホステルで同じ部屋だったイギリス人・エドワードと一緒に走ったこと。
お互い特に連絡先も交換しなかったけど、「明日一緒に走ろうぜ」ってだけで並走するゆるいノリが最高だった。
給水やフードは最小限、トイレも少なめ。
でも、「ナイスラン!」って声かけてくれる人の多さがすごい。
全員が誰かの背中を押そうとしてる空気。
日本ではなかなか感じられない、あの応援のエネルギーは癖になる。
あと、参加賞がハイネケンの缶ビールだったのは東欧っぽさ全開で笑った。
ピサマラソン:サンタ姿の80歳に励まされた話

イタリア・ピサといえば「斜塔」で有名な街。
だけど、マラソン大会となると、ちょっとした試練が待ってた。
まず、トイレがなさすぎる問題。本当にどこにもない。
係員に「トイレどこ?」って聞いたら、真顔で「The earth(地球)」って言われたときはマジで笑ったし、泣きそうになった。

そして、30キロを超えたあたりで体力の限界が来て、歩き始めたときのこと。
突然、サンタの格好をした80歳くらいのおばあちゃんが現れて、
「カモン!まだ行けるわよ!」って感じで、腕をガッと引っ張ってくれた。
その瞬間、なぜか全身にスイッチが入り、なんとかゴールまで走りきれた。

海外マラソンに参加して感じたこと

1. サポートはあんまり期待できない
日本のマラソンみたいに、細やかな案内やトイレの設置、給水ポイントの充実度は低め。
でもそのぶん、自己責任で自由な感じもある。走る前に準備はしっかりしておくべき。

2. 応援文化が熱い

沿道の応援がまじでアツい。
国籍なんて関係なく、「走ってる=すごい」って価値観が根付いてるのかも。
「バモース!!」って声かけをたくさんしてもらいました笑
3. 出会いがある

旅の途中で出会った人と、そのまま一緒にマラソンに出る、なんてことも海外ならでは。
エドワードとは今でも連絡取ってないけど、あの数時間は忘れられない思い出。
まとめ:海外マラソンは人生のスパイスになる
海外マラソンは、走ること以上にいろんな発見がある。
文化の違い、人の温かさ、自分の限界との向き合い方。
旅の中での1イベントとして、海外マラソンを取り入れると、思ってた以上に深く心に残る経験ができる。
一歩踏み出せば、そこには言葉じゃ伝わらないエネルギーがある。
もし、海外旅行を考えていて、走るのが少しでも好きなら。
次の目的地を、「マラソンありき」で選んでみるのもアリだと思う。