南米の真ん中、アンデスに抱かれたチリの首都サンチアゴ。
高層ビルと石畳、ワインとアート、夕焼けと夜景。
やることが渋滞するこの街で、世界一周を通して得た
・やるべきこと
・実体験に基づくメモ
・滞在時に気をつける点 について記載しておく。
今回この記事を書いている私は、
こちらも合わせてどうぞ。

サンチアゴってどんな街?

細長すぎる国チリの首都。
北は地球最乾のアタカマ、南は氷河のパタゴニアまで一直線。
気候も景色も“振れ幅デカい国”のハブがここ。
公用語はスペイン語。英語も通じるかと思ったけど、空港職員や宿の方たちのみで街の人たちとは会話にならない。数字も伝わらないレベル。
通貨はチリ・ペソ(CLP)。クレジットカードは基本どこでも使えるので現金が必要になる場面はあまりなかった。
同じく南米アルゼンチンの情報を知りたい方は🔻
やることベスト8
1.スカイ・コスタネラで夕焼け→夜景
南半球で1番高い展望台。10:00–22:00/最終入場21:00。サンセットから夜景の二毛作が優勝。
中心地からはさほど遠くないので、行くべし。

2.セロ・サン・クリストバルで抜けのいい眺望
サンチアゴ中心の小高い丘。ケーブルカーやフニクラで登れ、頂上の聖母像と展望台からアンデスと街並みを一望。
夕焼け鑑賞に最適。Parquemet内にあり、週末はにぎわう。サイクリングとハイキングも人気。

3.ラスタリア地区でアートとコーヒー
サンティアゴ中心のボヘミアンな文化地区。美術館や劇場、カフェとレストランが集まり、週末も賑わう。パルケ・フォレスタルやサンタルシア丘に隣接、地下鉄ベジャスアルテス/ウニベルシダ・カトリカ駅至近。

4.メモリア博物館(人権)で“学ぶ時間”
サンティアゴ西部・マトゥカナ通りの記憶と人権博物館。
2010年開館。1973〜90年の軍事独裁下の人権侵害を記録し伝える。証言・資料・映像で犠牲者を悼み、再発防止を訴える。入館無料。

5.中央市場でシーフード
サンティアゴ中央市場は、鉄骨屋根の下にカニ、ウニ、ホタテ、貝類が並び、場内の食堂(ドンデ・アウグスト等)でパイジャ・マリーナやセビーチェ。朝が狙い目、観光地価格に注意。

6.ラ・モネダ宮の地下にある文化センター
ラ・モネダ宮地下の文化施設。企画展や映画、ギャラリー、ショップとカフェが集約。
天候に左右されず楽しめ、中心部観光の休憩拠点として使える。入場無料エリアもあり、上の宮殿と合わせて巡ると理解が深まる。

7.カホン・デル・マイポへ日帰り
サンチアゴ近郊の峡谷。ターコイズ色の貯水湖や温泉、氷河谷が見どころ。日帰りツアーでハイキングや星空観賞を楽しめる。

8.バルパライソ&ビーニャへ小旅行
サンチアゴから約2時間の海沿い2都市。世界遺産バルパライソはカラフルな家々と路地迷宮、丘の壁画が映える。
隣のビーニャは砂浜と庭園、カジノも名物。アセンソールと海鮮も外せない。日帰り可でフォトスポット多数。

宿・飯・ワイン:実体験メモ
- Hostel La Moneda
駅から近くて動線よし。キッチン付きで中も綺麗。泊まった時は1泊約2,200円の価格帯だった(円相場で変動)

- Restaurant Tentacion の赤ワイン
サンチアゴのカジュアルな食堂。赤ワインがリーズナブルで、ちょい飲みから夕食まで使える。庶民的な雰囲気で一人旅でも入りやすい。地元料理も揃い、肩肘張らずに楽しめるコスパ店。観光の合間の夕食にちょうどいい。

- 「ラーメン金太郎」
スタッフ全員チリ人なのに、仕込みと味の方向性がまるで日本。異国で舌だけ日本にワープする感じがちょっとおもろい。

交通ひとまとめ:bip!カードは旅の生命線

地下鉄・バスは統一運賃体系。支払いはbip!カード、一部QR決済も拡大中。購入・チャージ場所や時間帯別の料金は公式サイトを要確認!
- ツーリストカード(Tarjeta de Turismo)
観光入国時にPDI発行のツーリストカードが出る(紙 or デジタル)。最長90日の滞在が基本で、出国時に照合される。紛失はオンラインで複製申請も可。チリ国内の宿に泊まる時に毎回受付に提出していた。 - 日本パスポートの短期滞在はビザ不要
短期(目安90日)で観光なら査証免除の取り扱い。最新は日本外務省のビザ免除リストで再確認。 - SAG(農畜産物)申告は“必須”
食品・植物・動物由来の持ち込みは超厳格。該当するものは必ず事前にデジタル申告(紙も可)。未申告は罰金一直線。 - 残高証明系
一部ケースで滞在費用の証明(現金・残高・クレカ等)を求められる運用があるので、念のためスクショやクレカを用意。