世界一周中に絶対に訪れてみたかった場所、「フィッツロイ」
日本からはなかなかすぐには来られない場所にあるが、
自然好き、ハイキング好きの方には生きてるうちに一度は訪れてみて欲しい場所!
この記事ではフィッツロイを見るための3つの方法について体験談も交えながら解説していく。
今回この記事を書いている私は、
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フィッツロイとは?

アルゼンチン・パタゴニア地方にそびえるフィッツロイ山(Monte Fitz Roy)
標高3,405m、ギザギザとした岩峰が空に突き出す姿はまさに“南米のマッターホルン”。
アウトドアブランドPatagoniaのロゴモデルにもなっている山で、世界中のハイカーが憧れる聖地だ。

一番人気のハイキングルートは、エルチャルテンの町からスタートし、往復約20km、歩行時間は7〜9時間。
片道10kmの道のりは正直なかなかハードだけど、最後に見える青い湖とフィッツロイの絶景がすべてを吹き飛ばす。

特に有名なのが「燃えるフィッツロイ」
夜明けに山肌が赤く染まる瞬間は息を呑む美しさで、この景色を一目見るために世界中から旅人が集まってくる。

フィッツロイを楽しむ3つのスタイル

フィッツロイを目指す方法は大きく分けて3つ。
体力、時間、予算に合わせて自分に合うプランを選ぶのがポイント。
① エル・カラファテから日帰り弾丸アタック
私は予算と時間の関係上、この方法でフィッツロイを見た。
というのもパタゴニア地方でもう一つ見たかった「ペリト・モレノ氷河」がエル・カラファテにあり、そこに宿を取っていたからだ。
パタゴニア地方の空港はエル・カラファテにあり、フィッツロイがあるエル・チャルテンからは少し離れている。
そのためフィッツロイへ行く人も、エル・カラファテにあるこのペリトモレノ氷河を見てから行く人が多い。
エル・チャルテンの宿はヨーロッパ並みに値段が高いので
少しでも宿泊費を抑えたい人には向いてる。
メリット
- エル・カラファテに宿をとったまま行けるので宿泊費が無駄にならない
- 荷物を最小限にして身軽に挑める
デメリット
- 移動が過酷。カラ・カラファテからエルチャルテンまで往復6時間のバス移動+登山7〜9時間という鬼スケジュール
- 日帰りなので時間に余裕がなく、燃えるフィッツロイ(朝焼け)を見られる可能性はほぼゼロ
- 疲労度MAX。ハイキング後のバスが地獄
そのため低コスト&時間が限られている人向け。弾丸だけど景色は十分楽しめる。
私は体力には自信があるのと費用を抑えたかったので大変だったけどこのやり方でフィッツロイを見た。
エル・カラファテのバスターミナルはこちら🔻

日帰りで行くので、一番出発が早いバスと帰って来るのが遅いバスをとるのがいいでしょう。
私はエル・カラファテ朝8:00発→エル・チャルテン11:00着のバスと
エル・チャルテン夜19:30発→エル・カラファテ22:30着のバスを取った。
日帰りハイキングだけど、写真を撮る時間や休憩する時間も十分にありました◎


② エル・チャルテンに前泊して翌日アタック
エル・カラファテで出会った日本人の旅人の方はこの方法でフィッツロイチャレンジしてた。
旅行のスケジュールに余裕があり、費用についても切り詰める必要がない方はこちらの方法がいいでしょう。

メリット
- 登山口に近いので朝からフルでハイキングできる
- 宿に荷物を置いて軽装で登れる
- 天候次第では2泊してチャンスを増やせる
デメリット
- カラファテより宿代は少し高い
- 街自体が小さくスーパーやレストランは割高
- 朝焼けを山頂で見るには出発が夜中になり、なかなか大変
→ 一番バランスが良い選択。時間とお金にある程度余裕がある人向け。
ちなみに私がこのハイキングで使用していた靴はこちら🔻

③ キャンプ泊して翌朝フィッツロイへ
より自然を満喫したい&早朝の「燃えるフィッツロイ」を絶対に見たい方はこの方法もあり◎

メリット
- 山のふもとのキャンプ場で前泊できるので、夜明けの「燃えるフィッツロイ」を狙いやすい
- 朝3〜4時に出発すれば夜明けに間に合う
- 荷物を背負って自然の中に泊まるので冒険感がある
デメリット
- テントや寝袋の準備が必要(レンタルは可能だが費用がかかる)
- キャンプ装備を持って登るので労力は倍増
- 真夏でも夜は0度近くまで冷える
→ 「燃えるフィッツロイ」を絶対に見たい!という人はこれ一択。ハードだけどリターンは大きい。

ちなみにテント用具を借りたいならここが良いらしい。
・Viento Oeste
テントこそ扱っていませんが、寝袋や調理器具、ガスストーブなどのアイテムはレンタル可能。
エル・チャルテンでは一番リーズナブル。
・Bajo Zero
テント、寝袋、スリーピングマット、ガスストーブなど一通りの装備が揃う店舗。
利便性が高く、現地でしっかり装備をそろえたい方向け。
結論:どのスタイルがおすすめ?
- 時間がなくても氷河と絶景を見たい → ① 日帰り弾丸
- パタゴニアをのんびり楽しみたい → ② エルチャルテン泊
- 燃えるフィッツロイをどうしても見たい → ③ キャンプ泊
ちなみに②を選んでも早朝の2時頃に宿を出れば「燃えるフィッツロイ」を見ることはできる。
フィッツロイは、パタゴニアを旅するなら絶対に外せない場所。
体力的にはハードだけど、それ以上の感動が待っている。
氷河と湖、そして燃える朝日に染まる山肌を一度でも見れば、間違いなく人生に残る景色になる。
自分の旅スタイルに合わせて選んでね!